ウェット事件

昨日、我が家で"ナガラミ事件"(千代さんが生きたままのナガラミを父に食べさせ、父も父で殆ど食べ終わってから生きていると気付いた事件)に匹敵する事件が発覚しました。


当事者はもちろん千代さんです。


昨日はお天気もよく、千葉公園に散歩に行ったので、普段化粧をしないワタシも日焼け止めとファンデーションなぞ塗っておりました。

帰宅後、はばったいので化粧を落そうとしたワタシに、


「そこに、化粧落し用ウェットがあるよ」

と千代さん。

言われた先に目をやると、そこにあるのはクイックル〇イパー用のウェットシート。


「え?これ?」

とワタシ。


「それで拭けば、さっぱり落ちるから簡単でいいよ~」

なんて言っている千代さん。


もしや。たらーっ(汗)まさかたらーっ(汗)たらーっ(汗)と思いますけど、


「お母さん、これで化粧落としてるの?」

と聞いてみるワタシ。


「そーよー。ナンカね~、それ分厚いのよ。もったいなから3枚に切って使ってるんだ」


な~んですって????以下会話調でお届け。


ワタシ「これ、お掃除用のだよ」

ちよ 「え~、うそ~」

ワタシ「掃除の絵が描いてあるし、床掃除の雑巾みたいなもんだよ」

ちよ 「だって~、もう一ヶ月もそれで落としてるのよ」

ワタシ「キヤ~、床用の洗剤ついているよ、これ、」


と、ここまで言っても半信半疑な顔の千代さん。(なぜ、この事態がわからんのか)


ワタシ「ここに、床・フローリング用って書いてあるでしょ!あなたの顔は床・フローリングなのか?!」


ちよ 「そんなとこ、ぜんぜん見てないもん。ウェットって書いてあるから、化粧落しのやつだと思った。前に買ったの、ウェットって書いてあったし。」


ワタシ「ウェット、いろいろあるの!砂ぼこりも落ちる・・・って、クレンジング用の説明書きじゃないでしょ、」


で、ここまで言っても自らの失態を認めたくない顔の千代さん。(頼む、わかってくれ)

「だって、一ヶ月もそれでやってたのに~?」


ワタシがこの日、化粧落しの話に至らなかったらこの先も使い続けていたに違いない。

しかも、2パック積んである。1枚を3枚に切って使っていたら、どれだけ継続するのか・・・


しかし、そのわりには、千代さんのお肌はツヤツヤです。

床・フローリング級の面の皮の厚さなのが実証されてますが。


「目は大丈夫なの?」


とワタシ。大事な問題です。


「そういえば、アイラインを落とした後、なんかヘンな感じがしていたような気もする」

・・・その程度で済んでるんでしたら、いいのでしょうか?いいんですかね?大丈夫かな。


とりあえず、千代さんも間違いを犯していたとわかってくれたようなので、ワタシは自室へ。

小一時間して戻ると、パックで顔を真っ白に塗っている千代さん。


「心配になったから、パックしてるの」


とのこと。

・・・それで、チャラになるのかわかりませんが、よくよく考えたら恐ろしくなってきたそうです。


「お母さん以外にも、こういう間違いしてる人、きっといるよ。おばあちゃんとか。わかんないもん。ウェットって書いてあるから。」


千代さんは、こう言っております。そこで、間違えちゃった千代さんからのお願い。


おばあちゃまがお近くにいらっしゃる皆様、こんなウェット違いをしていないか、念のため確認してあげてください。・・・だそうです。


ちなみに千代さんには、今後ウェットがらみの商品はワタシに確認するよう厳命しておきました。