マユハケオモト
『マユハケオモト』 なんのこっちゃ?と思われるかもしれませんが、花の名前です。 漢字だと『眉刷毛万年青』ですって。 千代さんが近所の方にいただいた鉢植えのお花が咲いたのですが、その時聞いた名前を忘れてしまった千代さん。 「ねーちゃん、調べて~」と、頼まれました。 ワタシもさっぱりわかりません。千代さんによれば、「何とか、モドキって言ってたような・・・」 とのことなので、モドキと付く名前の花を探しましたが、該当するものはありませんでした。 さては千代さんの思い違いか、と気づいたワタシ。千代さんからのヒントは無視して花の色やら形で調べてみましたところこの名前だとわかりました。 椿に似てるのね~、と、探したら出てきたのですが、ヒガンバナ科だそうです。 『ハエマンサス』とも呼ばれるそうな。 千代さんのどこでどうして「モドキ」が出てきたのかわかりませんが、判明してすっきりしました。 認知症予防のアロマを続けている千代さん。 効果はある!思い出しやすい!と本人は言っていますが、千代さん流物忘れには効果があるのかわかりません。千代さんの物忘れとかオッチョコチョイは、認知症とは無関係だと思われます。 そんな千代さんですが、常日頃から「どうあるべきか」と考えているそうです。 能天気で愉快なおばさんな所もありますが、案外哲学的な所もあります。 人間について結構考えていたりして、ワタシも同感する事が多いです。 今日も、 「この前、テレビでどこかの食堂のおばさんが、いい事言ってたのよ~、お母さん感動しちゃった。エライなあ」 と、千代さん。 いい事が書いてある新聞は切り抜きして、ワタシにも見せてくれるので、 このテレビの話も教えてくれるのかと 「何て言ってたの?」と聞いたところ、 「あれ?なんだっけ、忘れちゃった」と千代さん。 忘れちゃったんだ。感動したって言ったのに・・・。 「忘れちゃったけど、感動したの。とにかくいい事言ってたの」 で、この会話は終了。 すっきりしませんねえ。