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今年のアマリリス

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今年もアマリリスが咲きました。 数年前に、お店の前の花壇から鉢に移したほうが先に咲きました。 花壇のほうは、まだ蕾もある状態で満開にはなっていません。 花壇のアマリリスは、以前ほど巨大化していないようです。 やはり花壇が狭いのと、土が痩せているのが影響しているのかもしれません。 鉢に植え替えたほうは、大きな花が咲いています。 球根が大きいほうが大きな花が咲くということでしょうか。 こんな感じで咲いています。 アマリリス軍団です。 そして、こちらのアマリリスは種から育てたものです。 2009年に採った種から、今年ようやく花が咲きました。 発芽させた当時は、黒い紙のようなヘラヘラした種で、本当に育つのか疑問でした。 その後球根になり、毎年葉っぱは出ていたものの、蕾は出来ず何年も咲きませんでした。 途中で短気な父に危うく捨てられそうになりましたが、6年目の今年、やっと咲きました。 父は、植木に関しての諦めが早過ぎなのです。 すぐに「もうだめだろ、捨てるか」と、言い出します。 「まだ、ダメかわからないでしょ。捨てちゃダメ!」 と、諦めの悪い千代さんとワタシから、その薄情さを非難されています。 そして父は、そういう植物が元気になると、急に面倒見がよくなります。 なんというゲンキンな性格でしょう。 アマリリスも咲いた途端に気に掛けています。携帯で写真を撮ってみたり、発育状況を訊いてないのに報告してきたりします。 「お父さんは、軽い男ね~」 と、そこも妻と娘から非難されます。 植物が盛んな時期は、父の植木への関心が高まります。 これから冬までの間は、すすんで水遣りをしてくれることでしょう。