冬季五輪

 先週から雪が多く、そのために予約を変更される患者さんが多いです。

そうです、雪道で転んだりしたら大変ですから、変更してもらった方がこちらも安心です。


雪国生まれの血が騒ぎ、雪かきに燃えた我が父ももれなく筋肉痛に見舞われました。

筋肉痛は矯正してもたちまち消え去るようなことは無いのですが、ちょうどメンテナンスの時期だったので、ブロックを入れてシャキっとしてもらいました。


雪で患者さんも少ないので、この機会に確定申告をやっつけました。例年よりも早く仕上げることができて、後は出すだけです。


そんな中、賑わっている冬季オリンピック。

冬のオリンピック競技は、人間業とは思えない種目が多いです。

高所恐怖症のワタシには想像もできない恐ろしいものの数々。命の危険すら感じるものも多いです。


起きているのはムリな時間帯なので、なかなかリアルタイムでは見られませんが、先日の男子フィギュアスケートのショートプログラムは見ようとがんばりました。


日本選手も気になりますが、ワタシが見たかったのはロシアの皇帝プルシェンコさん(Evgeni Plushenko)です。

四年前にこのブログでもお名前を出したことがあるプルシェンコさん。その時は4回転ジャンプの話題でした。


王者の風格と抜群のユーモアがあり、技と芸術性共にお見事。オリンピックのたびに、スケートへの愛があふれる演技に感銘を受けます。


せめてプルシェンコさんは見なくちゃと起きていたのですが、残念、周知のとおり棄権となってしまいました。

棄権の申し出をするまでの様子を見ていましたが、ご本人の無念は如何ばかりか。

しかし、身体からのサインをきちんと受け止め、潔くリンクを去られたのは、誇り高い決断だったと思います。



千代さんもフィギュアスケートは熱心に見ています。

日本選手はもちろん応援していますが、今回の男子でお気に入りだったのはアメリカのブラウンさん。


「この長髪のお兄さん、上手」と、フリーの演技もチェックしていました。

名前も覚えたみたいです。苦手なカタカナなのに。

(カザフスタンが言えない千代さんです)


「この人、お母さんに合ってる!」と言っています。

千代さんの好きなスケーティングということらしいですが、「合ってる」って言われてもね。


「19歳よ!」と何故かそこに力を込めます。

今後の活躍を期待しているのでしょうか。



競技とともに選手たちのドラマが見られるオリンピックですが、出場するまでの過程を思えばメダルメダルと騒ぐ気にはなれません。

どちら様も金銀銅はさておき、ご自分の思いのままに楽しめますように。