違ったらしい

 春に5年咲いていた桜の盆栽が枯れちゃったお話を載せました。

捨てずに水遣りをしているのですが、5月ごろにその植木鉢から芽が出てきました。


もしや桜が出てきたのか💓

と期待するワタシ。

「そんなわけないだろ、抜いちゃえ。」

と言うのは非情な父。


もしかしたら、万が一、ということもあるから、絶対に抜いたらダメ!と父の魔の手を阻止してきました。

日に日に大きくなってきて、葉っぱも出てきました。


出てきた当初は、八重桜の葉っぱに似ていたんです。

葉っぱがギザギザだったし、出始めは赤みがかかっているところも似ていました。

ワタシが以前引っこ抜いた「やご芽」にそっくりでした。

こうなったらやご芽でもなんでも、桜ならいいです。

枯れた桜は八重桜だったので、葉が育ってきたらわかると思ってそっとしておきました。


あれから二ヶ月。

葉っぱ、育ってきました。

葉が大きくなると、ギザギザが緩和されちゃってそれほどギザギザしていません。

この時点で「あれれ~?」とは思っていました。

桜の葉にしては、やたら大きいです。これで包んだらビックな桜餅になっちゃいます。

こりゃあ、違うかな。

と、内心思ってはおりました。

でも、淡い期待は捨てずに観察を続けてきました。


で。ですね。

今日、モノレールに乗るために歩道を歩いていましたら、道端にですね、

生えていたんです。とても似ている葉っぱが。

同じものだとすると・・・野草ですね。

がっかりですね。引導を渡された思いです。


調べてみましたら、「イタドリ」という草に酷似しています。

これなんでしょうか。

だとすると、150センチくらいに成長するとか、痛みを取る薬効があるから「痛取」なんだとか、食べられるとか、いろいろ情報がありました。

イタドリかどうかは、はっきりわかりませんが、桜でないことは確かです。

お花も咲くみたい・・・根茎は大きく地中を長く這うように成長する。って、地中を這われたら、植木鉢の中は、こればっかりになってしまうわけですね。

そうなると、桜復活のワタシのささやかな望みは絶たれてしまいます。

とりあえず桜の鉢からは抜かなければ。


整体院の中で育てている鉢植えにも、ある日、植えた覚えの無い葉っぱが出てきました。

元気だし、なんの葉っぱかしらん、とこちらも抜かずに育ててきました。

先日、これの正体もわかりました。

「ミズヒキ(水引)」です。

野草・・・なんですかね。こちらも。

水引は、店前の花壇のコンクリートの隙間から勝手に生えて、赤いお花をつけます。

それが室内に飛んできたんでしょうか。

たくましいですね。

この鉢植えの水引は、このまま育てるつもりです。


店の周りは、水引とか、どくだみとか、シソとか、やたら生えます。

どくだみは、嫌う方も多いようですが、千代さんが好きなので抜きません。

雑草扱いされることもある草たちですが、調べてみると薬効があるものが多いです。

面倒見なくても自生して、邪魔にされることもあれば、人の役に立つこともある。

力強さに驚きます。