胡桃ゆべし
前回に続き、食べ物のお話ですが・・・
山形の叔母から、手作りの『クルミゆべし』が届きました。
千代さんが包丁で切っているところです。
千代さんが切っているのを横で見ていた父。
「お母さんは雑だ。そんな切り方ダメだ。」
と、切り方に文句をつけていました。
千代さんが包丁を入れるたびに小言を言う父。
それをウザがる千代さん。
あんまりうるさく言われるので、ついには父に包丁を向け、
「それ以上文句言ったら、ブスッとやるわよ!」と一言。
もちろん冗談ですが・・・
若かりし頃、夫婦喧嘩で激昂し、2階からちゃぶ台を投げ捨てた千代さんです。
父は千代さんの逆鱗に触れる名人なので注意して欲しいものです。
「文句言ってないで、暇なら切ったのをラップで包んでよ」
と千代さんに言われ、ゆべしをラップで包む父。
なぜか父はラップをケチるため、きれいに包めません。
「なんでそこでケチるのよ!もっとラップをたくさん使えばいいでしょ!」
と、千代さん。
この夫婦独自の、戦闘モードのコミュニケーション模様が繰り広げられました。
悪口雑言が飛び交った末、雑な妻とラップをケチる夫の共同作業でゆべしのカットは終了しました。
このゆべし、くるみや枝豆やゴマが入っています。
網で焼いて食べます。ほんのり甘くて柔らかいお餅で、ワタシも好きですが千代さんの大好物です。
手間ひまかけて叔母が作ってくれる貴重な味。
ゆべしと言うとお菓子ですが、叔母のゆべしは甘すぎないので、ご飯のかわりにもなります。
お昼やおやつにありがたくいただいております。