レッグウォーマー

寒いですね。特に今日は風が冷たく、寒い一日でした。


寒い時期でも裸足で雪駄のワタシ。今年も変わらず、施術中も裸足を貫いております。

ガマンしているわけではなく、靴下がキライなんです。

指先に自由を求めてしまいます。


「寒くないの~?」と、患者さんにも千代さんのお客様にも言われます。

見た目に寒々しいらしく、若干迷惑なんでしょうか。

寒いと言えば寒いですが、極寒の体育館で空手をやるのに比べれば大したことはないです。

裸足とはいえ、寒い日には足首にレッグウォーマーを着けています。

足首を冷やすのは良くないですよ~、と、常日頃冷え性の方に言っている手前もあり、ワタシの場合、足首を温かくしておけばつま先は裸足でもそれほど寒く感じません。


そんなこの時期必需品のレッグーウォーマー。

何足か使いまわしています。


先日、千代さんがワタシのレッグーウォーマーを着けてみたらしいです。

ワタシの知らないうちに。

夕方、お買い物に行くときにはいたそうです。


「これ、チョーあったかいね!」と、千代さん。

このとき千代さんが着けたのは、ワタシがかつてジャズダンス(恥ずかしながら)をやっていた頃に使っていたものです。

かなり昔(二十歳くらいの時)の物ですが、さすが某有名ダンス用品メーカーの品、長持ちしています。

すっかり気に入った様子の千代さん。


「他にも何足か持ってるから、あげるよ」と、言ったのですが、「いいよいいよ」と、そこはなぜか遠慮深い千代さん。ふだん傲慢なのに。

後日、百円ショップで似たようなのが売っていたと言って、買ってきました。


「ねーちゃんと同じようなの、買ってきたよ~。ちょっと柄が気に入らないけど、」

と、取り出したのは、黒とショッキングピンクの縞々模様。

しかも、飾りに小さなリボンが付いていました。ラブリーです。


千代さん、早速装着しようとしましたが、

「あれ?これ、なに?買ってきたばかりなのに穴が開いてるよ」

と、言い出しました。

「百均だからかな?」と、百均を疑う千代さん。いやいや失礼な。今どきの百均はあなどれませんよ。


買ってきたばかりで穴が開いている・・・しかも左右とも。それは、そもそもそういう形の商品でしょう。

そうです。それは、レッグウォーマーではなく、手袋ですね。

穴は親指を出すところです。指無し手袋ってやつですよ。


ワタシがそう言うと、「え~、手袋なの~?」と愕然とする千代さん。

「どうりで小さいと思ったのよ。でも、いいか、はけるよね!同じようなもんだもん」

と、アスリート並に瞬時転換。

手袋を無理クリ足首に装着。ピチピチ感は否めません。

まあ、素材は温かそうだし、レッグウォーマーに見えなくは無いです。いいんじゃないかな。


「やっぱり、ねーちゃんのヤツよりあったかくないなあ」

と、ブチブチ言っていましたが、結局愛用している千代さんです。