ドームと千葉公園球場のこと

千葉公園に隣接している千葉競輪場が工事中です。

千葉競輪は多目的スポーツ施設(仮称・千葉公園ドーム)として再整備されるそうです。

ドームの骨組みが屋根(壁?)で覆われて、着々と出来上がってきています。


ドームは国際規格のトラックで、競輪はもちろん、音楽ライブも開けるらしいです。

子どもの頃から競輪場を知っているワタシとしては、「ライブ??」となりますが、多目的に使えるドームだそうです。

千葉公園体育館も建て替えるそうで、長年同じ景色を見て来た我が家からすると、なんだなんだの大工事になっています。


この整備に伴って、千葉公園球場が3月末に閉場したそうです。

70年の歴史がある球場だったそうです。ワタシが子どもの頃からありました。

高校野球の千葉大会もここでやってましたし、去年までは草野球や子どもの野球大会なんかで賑やかだったはずなんですが、今年はコロナで静まっている3月にひっそり閉場したと後で知ってガッカリでした。


この球場はナイター設備が整っていて、夏になるとナイターをやっていました。

いつ頃からか季節を問わずナイターの明かりがついているようになっていました。

それが当たり前の風景だったのですが、このナイター用の照明灯も取り壊されてしまって、景色が変わりました。

このナイターの明かりは、総武線で千葉に帰ってくる時にも見えましたし、モノレールで千葉駅から帰ってくる時にも見えました。もちろん千葉駅から歩いて帰る時にも。

帰るお家の方向が明るく光っていて安心したものです。

あんなことがあった日も、こんなことがあった日も、ナイターの夜は、あの明かりを目指して家路をたどりました。


そんな球場がなくなってしまったのは寂しいです。

でもきっとたくさんの人の思い出にはなっているはずですね。

「ありがとう!千葉公園野球場」

と、3月頃、千葉公園野球場の管理事務所がチラシを掲示していたそうです。

跡地は広場として整備されるらしいので、球場はなくなっても場所は残ります。

生まれ変わって、また新しい思い出が作られる場所になるといいですね。


ある日のナイター照明灯