舞のこと

 武道を始める以前から、地唄舞をやっています。


「真逆の事をしてるね」


と言われますが、自分にとってはそうでもありません。

両方ともある程度の年月続けてきた事もあり、繋がっている部分は少なくありません。

どちらも日本人独特の「腰を落とす」事が重要になっている点は共通していますし、無駄に力の入った動作は良しとされません。

間違った動きをすれば、身体も故障します。(これは、自分が整体を始めたきっかけの一つでもあります。)


その地唄舞の舞台が近づいてきました。


葛(かつら)流創流十周年舞の会

葛タカ女舞の会

2010年5月4日 国立劇場大劇場


自分は、門弟の部に「葛たか葉」(かつら たかは)という名前で出演させていただきます。

ここ数ヶ月営業終了後は、夜な夜な狭い自室で稽古を続けています。

あの舞台に立つには、相応の稽古をしておかないと自分に負けることを知っていますから稽古に悔いは残したくありません。


「舞」というと、優雅なお稽古事のようですが、自分はそんな風に思うことはこれまでもこれからもありません。