アマリリス2016年

今年もアマリリスが咲きました。




店前の花壇の花は、土が痩せているのか花が小さいです。

写真の鉢に植え替えた方は、景気良く大きな花を咲かせました。

まわりのドクダミは、千代さんが好きなので引っこ抜かずに咲かせています。



毎年この時期、アマリリスの写真ばかりなので、今回はこちらも。


去年植えたラベンダーです。


去年花が終った後、ザクザク切って坊主になっていたのですが、時期が来たら茎が伸びて花がたくさん咲きました。

殆どおかまいもしてなかったのに、たくましいです。




先月更新をサボってしまったので、今回は千代さんのお話もひとつ。


昨日の出来事です。

私はお休みなので、都内まで出かけたのですが、新宿あたりで千代さんから携帯に電話がありました。

滅多に電話してこないので何事かと思いました。

ちょうど乗り換えで移動中だったので、電話に出ると、何やらモジモジした様子。

「なに?」

と聞くと、

「あのね、今、ビデオ(正しくはDVD)を観ようと思ったけど、上手くできないの」

とカワイコぶった声の千代さん。


なんだ、そんな事か。事件じゃないのね。と内心思いつつ、話を聞いてみると、以前私が操作方法を教え、それをメモした紙を見ながら奮闘したそうですが、テレビ画面のままでDVDが見られないとこと。


千代さんが千代さんじゃなければ、チャチャっと説明したところですが、相手は千代さんなんです。

はるか昔、ワタシがまだ今の仕事に出会う前、某パソコンソフトのユーザーサポートをしていた事があります。電話で操作に関する質問にお答えするという仕事だったのですが、千代さんはもっとも電話してきて欲しくないタイプです。

「マウスをもっと右に移動してください」と言うと、「これ以上右に動かすと机から出ちゃいます!」と答える(実話)ようなタイプです。

千代さんに機械の操作を説明するのは、面と向かっていても難しいのに電話で~?それは厳しい。


電話口で事情説明する千代さんは真剣そのものなんですが、「入力」(ボタン)の事を、「にゅうとう、にゅうとう」と連呼していました。


にゅうとう、ってなんだ? ケーキ入刀?乳頭温泉?

突っ込みたいのは山々ですが、いちいち突っ込むとキリがなさそうなので、心の中だけにしておきました。


そうこうしているうちに、乗り換え先のホームに到着してしまい、電車も入線してきてしまったので、

「電車来ちゃった。もう一度、メモをよく読んでやってみなよ、できるはず」と、突き放しました。

「お母さん、もう一回電話するから、何分後?」と食い下がる千代さん。

「わかんない」と、更に突き放してみました。

常日頃から、ねーちゃんに頼ってばかりじゃボケちゃう、と言っている千代さんです。

ヒョイヒョイ教えてしまっては脳が活性化しません。

出来る出来ないは別として考えることが活性化につながるそうなので、チャレンジしてもらいました。


それから約20分後、また乗り換えで電車を降りたのでこちらから電話してみました。

かすかな期待をこめて、

「できた?」

と聞くと、

「だめ。ニュウトウを押してるのに画面が変わんない」

と、千代さん。

「入力だってば!」とまた心の中で突っ込みつつ、今度はやり方を教えました。

「何も聞かずに言うとおりにしてくれ」と予め言っておいたので、予想より時間は掛かりませんでしたが、電車は2本見送りました。

千代さんもせっかくのお休みに、見たいDVDも見られないんじゃ気の毒ですからね。

帰宅してから、「にゅうとう」に関しては突っ込んでおきました。

見られるまでかなり頭を使ったそうなので、脳トレできたでしょうし、次はワタシに聞かなくても操作ができるだろうと期待しています