柿の木とお別れ

 8月の終わり頃のお話ですが、庭にあった柿の木が倒れました。

昨年3月に、柿の古木がアイビーに巻き付かれて弱ってしまい、心配していた件を載せました。その後、新しく芽を出すことはついにありませんでした。

幹には、たくさん丸い穴が開いて、おそらく何かの虫が入ったようでした。

1m以上あるので、根本で切るのは大変そうですし、虫が出てきたら怖いですし、自然に任せようと放置していました。

倒れると、ワタシの愛車にぶつかるので、たまに幹をゆすって安定感を確認していました。

あるとき、幹の下部、地面に近い所に、白くて丸い塊が見えたので、また~、何~?不気味なのがついてる~

虫とか小動物とかやめておくれよ~(この庭はやたらとそんなのが集まってきます)、と思いつつ、よく見ましたら、どうやらキノコでした。

ついにキノコまで生えてしまいました。

キノコが生えてきたらだいぶ弱っているということらしいです。白かったキノコは、日がたつと茶色になりました。平らな形に変わりました。

猿の腰掛でした。

猿の腰掛

こちら、生えていた猿の腰掛です。

これが生えたということは、立ち枯れの状態らしいです。

ひとつだった猿の腰掛は、その後も増えて、幹の周りをぐるっと囲みました。

もしかして、このキノコのラインでいつかポッキリ折れるのか?と思いました。

自然界で枯れた木は、こんな風に猿の腰掛が弱らせて、地面近くで折れて、次の木が生えやすいようにするのか?倒れた木は虫が食べたり、微生物に分解されたりして土にかえって土の栄養になるのか?と、森の合理的なしくみに思いをはせつつ、ここはやっぱり、人間ごときが余計な手出しをせず、自然の力に任せることにして、放置を続けました。

この柿は、甘い実のなる木だったので、欲深いワタシは、古木が地際で折れたら、残った株から新芽が出るかもしれない、それを育てればまた柿がなるのでは、と目論んでいました。

そんなこんなで見守ってきたのですが、千葉豪雨のあと、数日雨が続き、ようやく雨が落ち着いた日曜日。倒れました。根本からポッキリ。

前日の夜、庭のほうからドサッと音が聞こえたのですが、もう遅い時間だったので外には出ませんでした。あの音が倒れた音だったのでしょう。

少し前に揺すってみた時は、まだしっかり立っていたので、突然倒れたのは、おそらくあの物凄い雨で、その後も雨が続いて、地面が緩んだせいだと思っています。

私の愛車の後方に当たったようですが、木の上部はボロボロで、おが屑状態だったので、車が勝ちました。傷つけることなく、良い位置に倒れてくれていました。

とは言え、倒れたままというわけにいきません。

ここは森ではないため、白蟻がきたら困るので、早々に片付けなければと思い、取りあえず、小さくするため、ノコギリで切ってみました。切ってこの大きさなら、燃えるゴミ?と一瞬思いましたが、燃えるゴミはダメです。

木ですから燃えそうですが、木の幹なんてダメでした。市で回収してくれる木(枝)の円周より大きくてそちらもダメでした。

この柿の木は、我が家の近くにありましたが、お隣のお宅の木です。

持ち主さんが、後日、生木を再生してくれるという処理施設に運んでくれました。

大きいままでは車に乗せるのも運ぶのも大変なので、ワタシがノコギリで4等分にしました。案外切り易かったですが、まだ暑い時期でしたので、まあまあの労力を要しました。

ノコギリで切った柿の木

虫もたくさん出て来ました。虫のタワマン状態だったらしいです。

折れた根元を確認しましたら、根っこも何も見事に抜けていました。

残念ながら新しく育てるのは出来ませんでした。

ワタシが子どもの頃からありましたから、恐らく樹齢は50年以上だったと思います。

いなくなってしまって寂しいですが、再生されて何かに生まれ変わるなら、良かったです。長い間、甘い実を食べさせてくれた、ありがたい柿の木でした。

こちらは、毎年元気なオジギソウです。今年もたくさん咲きました。

オジギソウ群生


オジギソウ