舞の会

 先日5月4日の舞の会が無事に終了致しましたのでご報告いたします。


あの大きな劇場にたくさんのお客様にお越しいただき、一門感謝で一杯の一日でした。

私からお誘いしたお客様も過去最高の人数でした。

この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

そして、改めて言うまでもありませんが、私が舞を続けられるのは、いつも優しくも妥協のないタカ女先生のご指導のおかげです。

先生の舞は、「信じられる舞」です。



さて、私自身の顛末はと言うと、

あの男勝りが大丈夫か~?と一部心配の声もあったとかなかったとか。

ちなみに父は、私の出番の直前に席から姿を消したそうです。

終演後、千代さんが

「お父さん、どこに行ってたの?ちゃんと観てたの?」

と聞くと、

「一番後ろの真ん中で、立って見ていたんだ」

という父。


・・・さては、私が失敗するのを恐れて移動したんだな。

怖くて見ていられなかったんだな。


「違う!一番いい位置で見ようと思ったからだ」

と、いくら弁解しても私と千代さんには相当緊張していたのがばれてしまっているのですが。

こうした家族の協力や、友人の助けもあって大きな舞台を乗り切ることができました。


いろいろな事があった長いようで短い一日でしたが、今回の舞台は私にとって身になる舞台でありました。

準備期間も含めて、この経験はあらゆる事に生かせることだと思いますし、そうしようと思います。

そして、この日のたくさんのありがとうと、「初心忘れず」をしっかりと胸に刻んでおきます。

葛たか葉鉄輪

『鉄輪』

2010年5月4日 葛流創流十周年舞の会 国立劇場大劇場