千代さんのサングラス

 「最近、外に出ると眩しいのよね。

 サングラス、買おうかな~」


と、千代さん。


買ってください。紫外線を目に浴びると、肌も黒くなってしまう

そうですから。


「そうなんだ、じゃあ、買いに行こう!」


と言っていたので、翌日買ったのか聞いてみると、


「うちにいいのがあったのよ~。買わなくて済んじゃった。

 昨日、早速、街(千葉駅付近のこと)に掛けていったんだ。」


そうなんだ。よかったね。


「でも、なんだかすれ違う人に顔を見られるのよね~」


え。 どんなサングラスなの?


「これこれ。」と、出してきた、ら。

どうみても普通のサングラスではない。レンズ部分が

ミラーになっている。


「!それ、スキー用だよ」

と、言うと、


「そうなの?だってスゴクいいのよこれ~」

と掛けた姿が こちら。



お父さんもオカシイって言ってるのに。


・・・それじゃ、人に見られて当たり前です。

お願いだから、スキー場仕様でないサングラスを買ってください。


「いいのよ。これで。お母さんにピッタリだもん。」

と、すっかりこれがお気に召したらしく、今後愛用する模様です。