オジギソウ

花壇の植え替えをしました。


近所のホームセンターで、どれを買おうか迷っていると、

「オジギソウ」を発見!


子供の頃、横浜の伯父の家の庭にたくさん生えていた

オジギソウ。

片っ端から触って、お辞儀させたものです。

ペニョ~っとお辞儀する姿は、なんともかわいい。


その「オジギソウ」が売っているではありませんか。

しかも98円という安価!

これは買うしかないと思い、どれにしようか迷っていると、

知らないオジサンに、

「これ、面白いよね~。うちもこの前買ったんだ」

と声を掛けられました。

「増えますかね」

と聞くと、

「うーん、どうかねえ」

そう言いながら、触ってお辞儀させていました。


自分が、

「これにしようかな」

とポットを手に取ると、

「ああ、それはいいよ。」

とオジサンも太鼓判だったので、このコに決定。


早速帰って、プランターに植えつけました。

花も咲くそうです


オジギソウの葉は、触られた時と夜になった時に閉じます。

触られた時は、それが電気信号になって運動器官に伝わるそうです。



これは、動物の神経伝達信号と似ているそうな。

夜になったら眠るところも面白い。

どうしてお辞儀をするようになったのかは、まだはっきりしていないようで・・・こんな小さな植物なのに、ロマンです。

「ネムリグサ」という別名も持っています。

中国名は「含羞草」、学名「ミモサ・プディガ」は、”恥ずかしがる草”という意味だそうです。


カワイイので、そばを通るたびに触ってしまいます。

「お、恥ずかしがってるな」

とひとりニヤニヤしてしまいます。


先日、常連の患者さん・Aさんに、オジギソウを自慢したところ、

「これ、面白いですよね~!」

と根こそぎ触ってお辞儀させていました。

Aさんは天真爛漫な人です。

かなり楽しそうに結局、全部ペシャンコにしていました。


そして、復活しかけた葉まで触ろうとしたところ、

「あ、痛てて!やられちゃった。」

手を引っ込めるAさん。


実はオジギソウには小さな棘があります。

あんまり調子に乗って触ってるとチクリとやられるのです。


そんなところもかわいいオジギソウです。


当院にお越しの際は、是非触ってみてください。

棘には気をつけて。