雪駄

 千代さんが浅草に行ったお土産に「雪駄」を買ってきてくれました。


今までのペラペラなのとは大分違います。

鼻緒は印伝で、歩くと「チャリチャリ」音が鳴る本格的な雪駄です。

雷門の仲見世通りで目に付いたので、買ってくれたそうです。

(北海道旅行のお土産はないのに、東京土産は買ってきてくれた)

「娘が履くので、」とお店のご主人に言うと、不思議がられたとのこと。


整体院での施術中は素足なので、外履きに雪駄を愛用しています。

夏場は、近所へ出かけるときも雪駄です。

昨今は雪駄を愛用している人も少ないのか、患者さんからも珍しがられます。


開業して以来三代目となるこの雪駄は、いまだかつて最も高級品。

現行の雪駄もまだくたびれてないので、おろすのがもったいない貧乏性のワタシ。


「早く履きなさいよ!古いのはお父さんが欲しいって」


と、千代さんに言われ、ワタシのお古を欲しがる(なぜだ?)父もいるため早速今日から履きました。

さすが高級雪駄。鼻緒もしなやかで、初めて履いたのに馴染みが良いです。

クタクタになるまで履くことでしょう。