赤いブーケ

 以前もお花をプレゼントしてくださった患者さんのMさんから、またこんなすてきなブーケをいただきました。


この日Mさんは、アレンジメントの教室帰りにお越しになりまして、飾ってくださいとのこと。

「買ったら高い~」と、遠慮しつつもいただいてしまいました。


当院入口の窓際に飾らせていただいております。

通りがかりの方、是非鑑賞なさってください。Mさん、ありがとうございました!



そして、最近ご無沙汰してました千代さんのお話。

相変わらず元気です。


先週のことですが、朝食の味噌汁を食べている時に


「ねーちゃん、ねーちゃん」

と猫なで声を発する千代さん。何かと思えば、


「ねーちゃん、暇ない?お母さん、髪の毛切って欲しいの」

とのこと。


美容師免許保持者のワタシ。

美容師は手荒れなどのため現在辞めていますが、家族や友人のカットはたまにしています。

千代さんの髪もよく切ります。

詩吟を習っている千代さんは、発表会などがあるとそれに合わせて切ることが多いです。


「発表会が6月だから今のうちに切りたいんだ。切ったばかりより、少し伸びたくらいがちょうどいいんだ。」

と言い出しました。


「いいけど。いつ?」

とワタシ。


「ねーちゃんが暇なときで、いつでもいいよ。」

「じゃあ、いつにするか」と、考え始めたワタシの横で、

「あ、でも、もうあまり日が無いから、早いほうがいいな。早く切らないとギリギリになっちゃうもん。切りたてだとイヤだから。今日は?今日、切って!」

と千代さん。


いつでもいいと言った舌の根も乾かないうちに、「今日」指定です。もはやお願いではなく、命令です。とてもお断りできません。


「お母さん、そういうの、なんて言うか知ってる?」

と訊いて見るワタシ。


「自分勝手」

千代さん、即答でした。(わかっているらしい)


てなわけで、ワタシの昼休みの時間を使って、千代さんの髪を切りました。ご満足なさった様子の千代さん。

髪も切って、さっぱりしたところで二人で昼食を食べました。

現在うちの食卓は、コタツのフトンがない状態のテーブルです。天板部分が動かせるやつです。



食べている最中、突如、その天板が横にスライド。ワタシのご飯が左の方へ・・・

自動的に動くわけはありません。千代さんが天板を動かしました。

図1をご覧ください。

図1


千代さんは、自分が食べやすいように天板を自分の方へ引き寄せたわけです。

ワタシが食べにくいことは考えないわけですね。


「お母さん、そういうの、なんて言うか知ってる?」

本日2回目の質問を投げかけてみました。


「自分勝手」

自信満々に答える千代さんなのでした。

答えた後、2回連続で自分勝手を指摘され、本人も笑っちゃってましたけど。