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2017年 新年

 明けましておめでとうございます。 べんてん整体院は本日から通常営業です。本年もよろしくお願い申し上げます。 今年も近所の神社へ初詣に行くだけで、なんにもしない我が家のお正月でした。 特に楽しいお正月ではありませんが、家でダラッとのんびりの良いお正月です。 さて、新年なので千代さんの初笑いのお話。 つい先ほどのことです。 夕ご飯を食べながら、動物のテレビ番組を家族三人で見ていました。 リスが出てきたのを見て、ワタシが「リスとネズミって同じ顔なのに、(ネズミ目リス科なんですね)リスの方が可愛いと言われる」という話をしたら、千代さんが、 「ネズミは、動物じゃないでしょ。」 と、一言。 !??? 絶句する父とワタシ。 え  !  じゃあ何なの  !? 千代さんのなかでのネズミって。 動物じゃないってことは・・・まさか、虫?なの??? と聞くと、 「虫じゃないけど、動物じゃないでしょ~。え?ネズミって動物なの?」 と、千代さん。 ・・・もう、なんとお答えすればいいのかわかりません。 父と二人がかりで、「ネズミは動物なんだ!」と説明しても一向に納得しない千代さん。 以下、会話のままお届けします。 ワタシ 「じゃあ、お母さんはネズミを何だと思ってるの?」 千代さん「小動物」 ・・・『小』が付くんですね。でも、 ワタシ 「小動物って動物じゃん」 千代さん「だってネズミは動物とは思えないもん」 ・・・なんで?? 千代さん 「みんなそう思ってると思うな~、ネズミは動物じゃないって思ってるの、お母さんだけじゃないと思う。」 ・・・みんなって誰ですか?よその人を巻き込んで正当化するのはよしましょう。 ワタシ 「え、じゃあ、ネコは?動物じゃないの?」 千代さん「ネコは、小動物かな」 ・・・父とワタシ、爆笑。と言うか、小動物って何?動物と別枠なのか?まさかネコまで動物から外すとは。 ワタシ 「犬は?」 千代さん「犬は動物」 ・・・父とワタシ、再爆笑。    なんなんでしょう、この境界線は。大きさ?でしょうか。 ワタシ 「哺乳類でしょ、犬もネコもネズミも」 父   「みんな、動くんだから動物だろ。」 ・・・植物でないのは確かです。 千代さん「え~そうなの~?」 ・・・納得しない様子の千代さん。何故納得できないのかもサッパリわかりません。納得してくださいよ。...

2016年暮れ

本日今年の仕事納めでした。 べんてん整体院は、明日12月31日から1月4日までお休みさせていただきます。 年明けは、1月5日から営業いたします。 おかげさまで、今年も無事に年越しを迎えられます。 ご紹介の患者さんも多く、たくさんの出会いに恵まれた一年でした。 ささやかな当院ですが、支えてくださる方々のお力によって根っこも幹もひとまわり太くなったように感じております。これからも信頼を裏切ることなく、力を尽くしてまいります。 今年一年ありがとうございました。 来る年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

胡桃ゆべし

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 前回に続き、食べ物のお話ですが・・・ 山形の叔母から、手作りの『クルミゆべし』が届きました。 千代さんが包丁で切っているところです。 千代さんが切っているのを横で見ていた父。 「お母さんは雑だ。そんな切り方ダメだ。」 と、切り方に文句をつけていました。 千代さんが包丁を入れるたびに小言を言う父。 それをウザがる千代さん。 あんまりうるさく言われるので、ついには父に包丁を向け、 「それ以上文句言ったら、ブスッとやるわよ!」と一言。 もちろん冗談ですが・・・ 若かりし頃、夫婦喧嘩で激昂し、2階からちゃぶ台を投げ捨てた千代さんです。 父は千代さんの逆鱗に触れる名人なので注意して欲しいものです。 「文句言ってないで、暇なら切ったのをラップで包んでよ」 と千代さんに言われ、ゆべしをラップで包む父。 なぜか父はラップをケチるため、きれいに包めません。 「なんでそこでケチるのよ!もっとラップをたくさん使えばいいでしょ!」 と、千代さん。 この夫婦独自の、戦闘モードのコミュニケーション模様が繰り広げられました。 悪口雑言が飛び交った末、雑な妻とラップをケチる夫の共同作業でゆべしのカットは終了しました。 このゆべし、くるみや枝豆やゴマが入っています。 網で焼いて食べます。ほんのり甘くて柔らかいお餅で、ワタシも好きですが千代さんの大好物です。 手間ひまかけて叔母が作ってくれる貴重な味。 ゆべしと言うとお菓子ですが、叔母のゆべしは甘すぎないので、ご飯のかわりにもなります。 お昼やおやつにありがたくいただいております。

もってのほか

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涼しくなってきました。 秋の食卓に登場したこちら、『もってのほか』です。 食用菊です。 以ての外・・・とんでもない、言語道断の意味ですが、『もってのほか』という名前の由来は 菊の花を食べちゃうなんてとんでもない。 からきているという説もあるようです。 父方の伯母が山形から送ってくれました。この時期にはいつも送ってもらっています。 ゆでてから酢の物にしていただきます。 マヨネーズでもおいしいとのことで今年はマヨネーズ味でも食べました。 色がきれいで、シャキシャキする歯ごたえがあり、楽しめます。 父はよろこんで晩酌のおつまみにして食べています。 山形には親戚が多いので、季節のものをよく送ってもらっています。 その都度、父は故郷(宮城県ですが山形県との県境)を思い出すのか、うるさいほど説明したり、昔話をしたりします。 ワタシも子どもの頃は毎年夏休みに遊びに行っていました。 父の実家はけっこうな山奥です。人里離れた、夏でも朝夕は冷えるところです。山奥というより、山の上です。 プラネタリウムのような星空に驚いた事もありました。 熊の爪あともあるし、猿もいるし、手づかみで魚を捕まえたり、ムササビ?みたいなのが空を横切ったり、バンビみたいな鹿を見たこともあります。蔵を探検するのも楽しみでした。(千葉の)街中で暮らすワタシにとって胸躍るような体験をたくさんさせてもらいました。 父は、冬にはスキーで麓の学校に通っていたそうです。行きは滑り降り、帰りはスキーを担いで登っていたんだとか。高校生のとき、柔道が強かったらしいですが、それはこの足腰のおかげでしょう。 送られてきた段ボールを開けたとき、匂いを嗅ぐと、父の実家や親戚の家の匂いがするように感じます。 匂いまでは宅配されないはずなのですが、なんとなくあちらの空気も運ばれてくるようで、土間の風景などが思い浮かびます。 

今年のオジギソウ

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 今年もオジギソウの花が咲いています。 途中で涼しくなったり、台風が来たりしたせいか、例年より花が咲いている期間が長いような気がします。 昨年獲れた種から育ったオジギソウですが、今年のは葉が巨大なのに加え、枝が長く広がっています。 通路の端まで届きそうな勢いまで伸びました。 おかげでここを通過する際、脚に引っ掛かります。 オジギソウは棘があるので、洋服に引っ掛かるわ、チクッと刺さるわします。 どうして今年は横に広がったのか、ナゾです。 これで葉も枯れ、枝も枯れる頃、また種が出来ます。 オジギソウの種は、土に埋めてしまうとうまく発芽しないらしいです。 土の上にパラパラ蒔いておくと、うまい事芽が出てきます。 昨年、獲れた種を友人にあげましたが、大事に土に埋めてしまったため、出てこなかったそうです。 我が家の植物は、日頃、手間ひま掛けていないので、野性味が増しています。 甘やかしてはいけません。 Aちゃん、今年もあげるから、今度は上手く行きますように。 そうえば、昨年種まきした覚えもないのに、玄関脇に出てきたオジギソウは、今年は出てきませんでした。 昨年お花が咲いて、種もできたまま放置していたのですが、ダメでした。 ここは、ドクダミが育つ場所なので、ドクダミの勢いに負けたのか。 オジギソウとドクダミだと、ドクダミのほうが強いのでしょうか。

モンブラン

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そろそろ秋の気配・・と思ったら又急に暑くなる日もありますので体調管理が難しいこの頃ですね。 整体院の患者さんからも、千代さんのお客さまからも色々差し入れをいただきます。 甘いもの大好きな千代さんとワタシ。毎度、ありがたくいただいております。 先日も、千代さんのお客さま(ワタシが三歳頃からお見えになっていて、今でもお元気なおばあちゃま)からモンブランをいただきました~。 モンブラン、大好物です。 三ついただいたので、千代さんとワタシで一つずつその日のうちにいただきました。 翌日(我が家では、大丈夫そうなら賞味期限は無視されます)、残りの一つが気になる千代さん。 「ねーちゃん、モンブラン一つ残ってるよ」 と、教えてくれたのですが、その言葉の裏に、 「お母さん、食べたい」と隠されているのを見抜いてしまったワタシ。 「お母さん、食べたいなら食べていいよ」とご辞退しました。 この会話、朝です。朝っぱらです。 起きてすぐにケーキの話をされても・・・ なので、大好物ですが辞退したわけです。 「じゃ、半分こにしようよ!」 と、千代さん。やっぱり食べたかったんですね。 言うや否や、モンブランを持ってきて食べ始める千代さん。 そんなに急いで食べなくても・・・半分以上食べてないか?・・・という勢いで食べ、 「はい、食べな。」 と、残った分を私の目の前に差し出しました。 差し出されたのは、この状態です。 雑ですね。 スプーンがド真ん中にブッ刺さってます。しかも曲がってるし。 もちろん千代さんが使ったスプーンそのままです。 倒れてしまったので、もうモンブランだかなんだかわかりません。 美容師の仕事や、着物の手入れなどは神経質なほど細かい千代さんですが、こういう所はかなり雑です。 「お母さん、スプーン舐めないように食べたから大丈夫よ!」と千代さん。 ・・・そういう事じゃなくて。 「ねーちゃんは細かい!」とよく千代さんは言っていますが、千代さんが細かく無さ過ぎなんだと思います。

千代さんのカット

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すっかり暑くなりました。 この暑さで、これ以上髪を伸ばすとむさ苦しいので、先日髪を切りました。 ワタシは、ここ数ヶ月、髪をセルフでカットしています。 一応美容師免許は持っておりますので、鏡を見ながら何とかして切っています。 前、横、トップは自分の好みどおりに何とかなるのですが、後ろは難しい。 ということで、セルフでカットした後は千代さんに整えてもらっています。 千代さんも暑いから切りたいというので、今度はワタシが千代さんをカットしました。 千代さんも昔は自分で切っていたそうです。今でもパーマはセルフでかけていますが、カットはもう辛い。 ということで、カットはワタシに指名がかかります。(他にはいませんし) この道の大ベテランの千代さんなので、カットの仕上がりには毎回チェックが入りますが、お気に召したもようです。 今回は、襟足短めのスッキリにカットしました~ 涼しげです。歳のわりには可愛らしい襟足(?) 写真で、千代さんが持っているのは、アロマペンダントです。 認知症予防のため、数年前から千代さんが愛用しています。 「効いてる!忘れてもすぐに思い出すようになったもん!」 と豪語している千代さんです。 それなら効果を検証するため、記憶力テストをやってみようと言うと、それは嫌がります。 アロマを始める前に、記憶力テストをやりまして、そのときの成績を記録してあります。 当時と現在を比較しようとすすめているのですが、それはかたくなに拒んでいます。 なんでよ?と聞くと、どうやら『テスト』と名のつくものは苦手ということらしいです。 テスト、の響きでビビッてしまい本来の能力が出せないのに、それで判定されるのはイヤ、ということらしいです。 ワタシとしては、データから折れ線グラフでも作って確認したい気持ちもあるのですが、なにごともその気になっているほうが良いということもありますから、分析はあえてしないでおきましょう。 

洗ってみました

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数年前に抱き枕にしようと買ったぬいぐるみがあります。 ぬいぐるみって、いい歳してどうよ?自称・硬派なのにどうよ? と葛藤したものの、フニャフニャした手触りが気に入ってしまい、恥ずかしながら購入しました。 かつては枕をして寝ていましたが、なんだか邪魔になってきたのでここ数年は枕無しで寝ております。 抱き枕って使ってみるとどうなのか、も体験してみようと、買った当初は抱いて寝てみたものの、抱いたまま朝まで寝ていたことはありません。 買ったときは冬だったのですが、たいして抱きもせず夏になり、夏になったら暑苦しいと邪魔にされ、現在の存在価値といえば、窓を開けたときにカーテンが風でバフバフするのをおさえるくらいのものです。 こうしていつも窓際で風にさらされてきたせいか、数年経った今はだいぶ薄汚れてきました。 コイツ、いいかげん洗いたい。 と前々から思っていたのですが、『洗えません』と表示されていたため、これまでは躊躇してきました。 でもどう見ても薄汚れている。 何とかしないと気がすまない。 このまま更に薄汚れていくのを放っておくよりも、色落ち、型崩れしてもきれいになったほうがいい。 綿が出たら詰めて縫えばなんとかなる。 と、思い切って洗ってみました。 水に浸さずタオルで拭き洗い・・・なんて洗い方もあるようですが、そんなもんじゃ洗った気がしないぞ、ということで容赦なく洗濯機へ。 我が家の洗濯機は二層式なので、おしゃれ着用の洗剤をうっすら入れた水にジャボンしました。 手で押し洗いしてみたところ、洗える雰囲気だったので、押し洗い後に脱水槽へ。 ぐるぐる回している最中はちょっと可哀想な感じでしたが、脱水後に取り出したら何の問題もありませんでした。 これは行ける。と確信し、再度洗濯槽に戻し、すすぎも手でやり、仕上げに柔軟剤を少々してみました。 最後に4分脱水して終了。 きれいになりました~ 幸い型崩れも無く、色が落ちることもありませんでした。脱水後、櫛で毛並みを整え、バスタオルの上で寝かせておいたら殆ど乾いてしまいました。 買った当時の姿に復活し、ワタシとしては大満足の仕上がりでした。 しかし、ホントは洗ってはいけない品なので、同種の物を同じように洗っても、成功するかはわかりません。ほんの参考までにしてください。 きれいになって、いい匂いもしていますが、寝ている最中に邪魔にされるのは、こ...

千代さんと埼玉へ

昨日の定休日は、千代さんと埼玉の叔母のところに行ってきました。 去年まではワタシの運転で行っていたのですが、今年は久々に電車で行きました。 船橋から東武野田線に乗り換えていくのですが、いつのまにか野田線の名前がカタカナになっていました。 アーバン何とかという名前でしたが、ワタシには覚えにくい名前でした。 叔母は千代さんの妹です。 叔母の家は、かつて千代さんのお母さん(ワタシの祖母)も暮らしていた家です。 ワタシにとっては埼玉のおばあちゃんちです。 小学校の低学年の頃から一人で電車に乗って泊まりがけで遊びに行っていました。 叔母は、いつもお仏壇にワタシのことや我が家の皆のことをお願いしてくれています。 お線香をあげて鈴をチンチン叩いて、おばあちゃんにお願いしてくれます。 おかげさまで我が家は平穏に過ごしております。 到着後、一緒にお昼ごはんを食べるのが恒例です。 姉妹での積もる話や、ワタシの近況報告などしながらの楽しいごはんの時間を過ごしました。 話の最中、突然、 「ねーちゃん、3チャンネルにまわして!」と言い出す千代さん。 「え、食事中なのに?しかも、叔母ちゃんとお話中なのに?」 と、空気を読まない千代さんの発言に眉をひそめるワタシ。 3チャンネルで千代さんが見たいテレビは、「鬼平犯科帳」です。最近、午後2時から再放送しています。 中村吉右衛門さま主演の名作時代劇です。 そりゃ、ワタシだって大好きですよ、鬼平は。でもさ、今、見たいの?せっかく埼玉に来てるのに? 命令なのでチャンネルを回したワタシ。 でも、鬼平はやっていませんでした。 「あら!!どーしてやってないの?」 と、叔母の家のテレビがおかしいんじゃないかとばかりの千代さん。 「ここは埼玉だからね。いつも見てるのは千葉テレビだし。」と、ワタシ。 「あ、そうか!」と納得した千代さん。 何事も無かったかのように、また叔母とのおしゃべりを再開しました。 夕方まで過ごして帰ってきました。 行きも帰りも荷物持ちは当然ワタシです。 ワタシは、荷物の運搬について、あるトラウマがあります。 液体を運ぶのが非常にイヤです。こぼれてしまう恐怖があります。 これは誰あろう千代さんのせいです。 幼稚園だか小学校1年くらいの頃、遠足の時に水筒の麦茶がこぼれたことがありました。 千代さんが水筒の口を締めてくれていなかったので、しかもその水...

アマリリス2016年

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今年もアマリリスが咲きました。 店前の花壇の花は、土が痩せているのか花が小さいです。 写真の鉢に植え替えた方は、景気良く大きな花を咲かせました。 まわりのドクダミは、千代さんが好きなので引っこ抜かずに咲かせています。 毎年この時期、アマリリスの写真ばかりなので、今回はこちらも。 去年植えたラベンダーです。 去年花が終った後、ザクザク切って坊主になっていたのですが、時期が来たら茎が伸びて花がたくさん咲きました。 殆どおかまいもしてなかったのに、たくましいです。 先月更新をサボってしまったので、今回は千代さんのお話もひとつ。 昨日の出来事です。 私はお休みなので、都内まで出かけたのですが、新宿あたりで千代さんから携帯に電話がありました。 滅多に電話してこないので何事かと思いました。 ちょうど乗り換えで移動中だったので、電話に出ると、何やらモジモジした様子。 「なに?」 と聞くと、 「あのね、今、ビデオ(正しくはDVD)を観ようと思ったけど、上手くできないの」 とカワイコぶった声の千代さん。 なんだ、そんな事か。事件じゃないのね。と内心思いつつ、話を聞いてみると、以前私が操作方法を教え、それをメモした紙を見ながら奮闘したそうですが、テレビ画面のままでDVDが見られないとこと。 千代さんが千代さんじゃなければ、チャチャっと説明したところですが、相手は千代さんなんです。 はるか昔、ワタシがまだ今の仕事に出会う前、某パソコンソフトのユーザーサポートをしていた事があります。電話で操作に関する質問にお答えするという仕事だったのですが、千代さんはもっとも電話してきて欲しくないタイプです。 「マウスをもっと右に移動してください」と言うと、「これ以上右に動かすと机から出ちゃいます!」と答える(実話)ようなタイプです。 千代さんに機械の操作を説明するのは、面と向かっていても難しいのに電話で~?それは厳しい。 電話口で事情説明する千代さんは真剣そのものなんですが、「入力」(ボタン)の事を、「にゅうとう、にゅうとう」と連呼していました。 にゅうとう、ってなんだ? ケーキ入刀?乳頭温泉? 突っ込みたいのは山々ですが、いちいち突っ込むとキリがなさそうなので、心の中だけにしておきました。 そうこうしているうちに、乗り換え先のホームに到着してしまい、電車も入線してきてしまったので、 「電車来ちゃった。...