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千代さんが走る

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先月でしたか、父と自宅にいましたところ、窓の外でバタバタと走る足音が聞こえてまいりました。 なにか急を要するような足音です。 なんだなんだ、何事だ。事件か?誰が走ってるんだ? と、父が立ち上がり、外の様子を見ましたところ、 走っていたのは千代さんでした。 「おっ母(オッカア)が走ってる」と、父。 なんであんなに走ってるんだ? 千代さんが戻ってきてから、「何事かあったのか」とたずねたところ、 「小走りすると身体にいいって言うから、洗濯物を干す時は走ってるのよ!」 と、千代さん。 新聞かなにかで、そういう記事を読んだらしく、身体のために小走りしているそうです。 「なんだ。」と拍子抜けする父とワタシ。 事件ではありませんでした。洗濯物を干しに行っていただけでした。 洗濯物を干す時に走り、夕方洗濯物を取り込む時にも走っています。 『小走り』というのがミソみたいです。 千代さんの小走り健康法はずっと続いています。 バタバタ走っています。 力強さは感じられますが、お世辞にもカッコいいとは言えない走りです。 千代さんの走りを見ると、遥か昔、地区運動会で走った千代さんの姿が思い出されます。 ワタシが小学生のころ、三人で親子リレーに参加したことがあります。 ワタシは年上ばかりのなかで走りながらも3位で千代さんにバトンを渡したのですが、千代さん、コケました。 見事に転んで最下位に転落。今でも目に浮かぶ転び方でした。 その後、父が山育ちの脅威の足で、最下位からごぼう抜きで上位まで上がりました。 そんな事もあり、我が家のなかで運動に関してドンクサイというレッテルを貼られている千代さんなのです。 その千代さんが、走っています。齢七十を超えた今、サンダル履きで小走りです。 元気で何よりですが、どうか転ばないように注意して欲しいものです。 

2016年 新年

新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 べんてん整体院は本日から営業でした。 仕事始めの今日は、朝の開店後、軽く筋トレしながら予約の患者さんが見えるのをお待ちしていました。 ふだんから、チョコチョコやっているワタシなりの筋トレやストレッチ。 寒い時期は、施術前に身体を温めておかないと、と、つい夢中になりがちです。 たまに、患者さんにやってるところを目撃されてしまったりします。 蹴りとか突き(武道の)とかやったりもするので、驚かせてしまうと申し訳ないので注意していますが。 我が家のお正月は、イベントも無く、初詣以外はお出かけもしないので、いつもより身体を動かさなくなりがちです。 休み中、スクワット程度はしていましたが、物足りないのでそろそろガッツリやろうと予定してるところです。 ワタシ自身が健康でないと施術にいい影響はありませんし、ヨロヨロしている人に施術されても説得力がありませんから、患者さんをお迎えするためにも、地道に鍛えておかなければなりません。 身体を動かせるのは当たり前のことですが、自分の好きに、痛くも無く動かせるのはとても幸せなことだと思います。 運動をすると、心にも元気が湧いてくるのを実感する事が多いです。身体も丈夫になるし、とてもお得です。 お越しいただいた方々に、スポーツや特別な運動とまではいかなくても、身体を芯からしっかり動かせるようになっていただき、そんな元気を実感してもらえる事を目指して、今年も力を尽くします。

2015年暮れ

 べんてん整体院は、12月30日から年末年始のお休みをいただいております。 年明けは、1月6日(水)から営業いたします。 おかげさまで今年も、常連の方はもちろん、お久しぶりの方や新規の方など、たくさんの患者さんにご来院いただきました。 患者さんの元気を取り戻された笑顔を見られると、ワタシも元気を頂戴できます。 思いがけない出会いもあり、『縁』の妙を感じることが多くありました。 今年は、仕事以外の場面でもめぐり合せのような出来事が多かったように思います。 良いめぐり合せもあり、難儀と言えることもありましたが、難儀なことほど良い方向を示してくれるものらしく、ふり返ればどれもが考える契機であり、ワタシのためになる出来事でした。 得がたい経験もできましたので、今後のあらゆる場面で力にするため、しっかり腹に落としておきます。 少し視界が広がったような、晴れ晴れとしたような、そういう感触を得ることができた一年でした。 今年一年ありがとうございました。 来る年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

またケーキ

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クリスマスですね。 今年の我が家のケーキは、先月に引き続き、結局、不二家のケーキです。 ご近所にあるので利用頻度が高いです。 「夜食べると太るから、早く食べちゃおう」 と、太らないように気をつけている千代さん。 千代さんは、お昼過ぎにケーキを受け取りに行き、帰るとすぐに箱から出して食べる準備に取り掛かりました。 千代さんはオッチョコチョイの代名詞のような人なので、外した箱を危うくケーキの真上に落としそうになり、あわやの事態になっていました。 「だから、ねーちゃんが箱から出してくれればいいのに~」 と、なぜかワタシが文句を言われます。 ワタシはまだお昼ごはんを食べていなかったので、ケーキは後で食べると言ったのに、千代さんに「早く食べちゃってよ、冷蔵庫がいっぱいでケーキ入れるところ無いんだから」と急かされ、昼ごはんのうどんを用意しているところだったというのに。 幸いケーキは無事でしたが、これで無事じゃなかった場合は、「ねーちゃんが出してくれないからよ」と、理不尽にもワタシが過失を問われるところでした。 そんなわけで、真っ昼間、うどんの後にケーキを食べるという、クリスマスムードもへったくれもないクリスマスが終了しました。 こちらがそのケーキ。ホントはイチゴを乗せるみたいで、別のケースに入っていました。 イチゴ味は好きですが、苺にはあまり魅力を感じないワタシ。 苺は好きなので、そのまま食べたい千代さん。 なので、苺はケーキには乗せず、千代さんがつまんで食べました。

今年のケーキ

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  クリスマスケーキではありません。 今年のワタシの誕生日のケーキです。 ケーキは好物ですが、こういう丸いケーキはたまにしか食べません。 「ねーちゃん、誕生日ケーキどうする?買ってくる?」 と、千代さん。 毎年これを聞かれているような気がします。 「来月はクリスマスで食べるし、べつに買わなくてもいいよ~」 と、ワタシ。 毎年、こういう答えをしているような気もします。 そして、結局毎年近所の不二家でケーキを買ってきてくれる千代さん。 父もワタシには内緒で「買ってきてやれ」といつも言うそうです。 ありがとう、お父さん、お母さん。でも、結局買ってきてくれるなら、ワタシに買うか買わないか聞かなくてもいいんじゃないかな。 ワタシもおかげさまで結構な大人になり、 電化製品を選び、購入後、使用方法を説明するのはワタシの役目だったり、 (ねーちゃん、買ってきて。と言われる) 両親宛の役所からのややこしそうな書類をチェックするのもワタシの役目だったりします (ねーちゃん、見て。と言われる) が、お誕生日の時だけは「子ども」の扱いをしてくれます。 いちおうロウソクなんぞ立てまして、火もつけまして、自慢の腹式呼吸で一発で瞬時に消して父を喜ばせ、ケーキカットまでセルフでワタシがやることになり、千代さんが「お皿いらないよね、このままスプーンで食べちゃって」と言うので、それはそれでかまいませんが、このケーキを出されたのは朝食の時だったもので、「寝起きにケーキはきついだろ」と、思いながら食べる気が起きるのを待ってボーッとしてましたら、ワタシより先に千代さんが四分の一をすでに平らげており、「お母さん、先に食べてるし」とワタシが言うと、「あら、やだ。あらあら、」とケーキを切ったナイフについたクリームを舐めながら台所へ姿を消す千代さんなのでした。 しかし、このケーキに乗ってる飾りですが、「なお」って。 いや、名前は間違いなく「なお」ですけどね。 これを注文して書いてもらったのは千代さんで、もう毎年のようにこの書き方でして・・・ 何度見ても、あまりにも簡潔なのでは。と思ってしまいます。

母校のバザー

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 患者さんからのご依頼で、バザーのポスターを飾っています。 椿森中学校のバザーのご案内ポスターです。 椿森中学校は、ワタシの母校です。 懐かしいですねえ。といっても、近くなので車や徒歩で通りすぎることもしばしばあります。 学校の裏は、雑木林だったと記憶していますが、今では住宅が増えて様変わりしていますし、お隣の国立病院(正式名称は変わっていますが)も新しい建物になりましたので、学校の周辺はだいぶ変わっています。 学校そのものは、外から眺める分には通っていた当時とあまり変わり無いように見えます。 中学校でバザーなんかあったっけ? 二人揃って記憶のあいまいな千代さんとワタシですが、我が家からもバザーに協力を。 千代さんが押入れを漁って、我が家で眠っていた品を提供しました。 「今の若い人は、こんなの使うかしらね~」 と、いろいろ引っ張り出す千代さん。ワタシも一緒に検討し、2品を決定。 その他の品々をまた押入れに戻す千代さんでしたが、 「あれ?うまく収まらなくなっちゃった。」 と、しまうのに頭をひねっていました。 我が家の収納は、千代さんの独自のルールによってなされています。 千代さんはグチャグチャが嫌いなので、几帳面に積み上げるのですが、その規則性は前衛的(?)なので、ワタシにはわかりません。 そんなこんなで提供した品々。どなたかに買ってもらえるといいのですが。 千代さんは、 「買ったらそこそこ高いわよ」 と言っております。 売れ残らないことを祈っています。

ミラクル肉まん

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 「ね~ちゃん、見て~」 と、台所から千代さんの突拍子もない声。 「肉まんが~、こんなになったよ~」 と、千代さんが持ってきたのが、こちら。 肉まんです。 千代さんのこの日のお昼ご飯の一品。 肉まんをチンして、ソースをかけたらこんな模様になったそうです。 「スイーツ(珍しくカタカナで表現)みたいね~」 と、喜ぶ千代さん。ワタシもあまり見たことのない肉まんの姿です。 我が家では涼しくなってくると、肉まんあんまんをよく食べるようになります。 千代さんは、オヤキもダイスキなので、先日お取り寄せしていました。 すっかり秋めいてきましたが、先月ご紹介した植えた覚えのないオジギソウ。 お花が咲きました~。 植木鉢で育てている物は、すっかり枯れて種が出来ている状態ですが、こちらはまだ毎日開花しています。 植木鉢のよりも、小さくて色も淡いですが、健気に咲いております。 花が咲いたということは、種ができるということでしょうか。 オジギソウは一年草なので、今年落とした種が来年発芽します。 来年もこの場所に生えてくるのでしょうか。 ここはドクダミが盛んに育つ場所なので、どうなるかわかりません。 ドクダミに阻まれてしまうかもしれませんが、オジギソウもなかなか強いので生えてきてくれるのを期待しています。

またオジギソウ

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 今年もオジギソウが育っています。 いつもの鉢植えのオジギソウは、早くも開花しています。 今年も葉っぱがデッカイです。 そして、鉢植えとは遠く離れた当院の入口付近に、 生えてきました。オジギソウ。 なんで、こんなところに。 植えた覚えはありません。 種がここまで飛んだのでしょうか。 ドクダミの葉っぱに埋もれていますが、まぎれもなくオジギソウです。 触ったら、ペニョ~っとお辞儀しました。 小さいので、今年は花が咲くのかわかりませんが、踏んづけないように 様子をみます。 さて、今年はたいへんな暑さですね。 ワタシと父は暑いのが苦手です。我が家の台所は冷房がきかないので、台所に行くたびに、 「暑い~」 と、言わずにはいられません。 暑いと口に出したところでどうにもならないのですが、とりあえず、「暑い~」と、言ってしまいます。 台所の主の千代さんは、そんなワタシと父に、 「暑い、暑いって言わないの。お母さんは、そんなに騒がないわよ!暑くたってなんだって台所やってるのよ。二人ともだらしが無い。」 と、暑さに強いところを自慢していたのですが、そのほんの数分後。(直後と言っても過言ではないくらい) 「暑い~!」と、言ってしまった千代さん。 たった今、豪語していたのに。 「あれれ、お母さんだって言ってるじゃーん」と、ワタシ。 「だって今年の暑さは異常なんだもん、暑いもんは暑いのよ!」 と、千代さん。 温度計が32℃超えの台所で火を使いますからね。そりゃ、暑いですよ。 意地っ張りの千代さんもうっかり暑いと言ってしまうくらいですから、今年の暑さはかなり厳しいと言えます。 しっかり対策しないといけませんね。

違ったらしい

 春に5年咲いていた桜の盆栽が枯れちゃったお話を載せました。 捨てずに水遣りをしているのですが、5月ごろにその植木鉢から芽が出てきました。 もしや桜が出てきたのか💓 と期待するワタシ。 「そんなわけないだろ、抜いちゃえ。」 と言うのは非情な父。 もしかしたら、万が一、ということもあるから、絶対に抜いたらダメ!と父の魔の手を阻止してきました。 日に日に大きくなってきて、葉っぱも出てきました。 出てきた当初は、八重桜の葉っぱに似ていたんです。 葉っぱがギザギザだったし、出始めは赤みがかかっているところも似ていました。 ワタシが以前引っこ抜いた「やご芽」にそっくりでした。 こうなったらやご芽でもなんでも、桜ならいいです。 枯れた桜は八重桜だったので、葉が育ってきたらわかると思ってそっとしておきました。 あれから二ヶ月。 葉っぱ、育ってきました。 葉が大きくなると、ギザギザが緩和されちゃってそれほどギザギザしていません。 この時点で「あれれ~?」とは思っていました。 桜の葉にしては、やたら大きいです。これで包んだらビックな桜餅になっちゃいます。 こりゃあ、違うかな。 と、内心思ってはおりました。 でも、淡い期待は捨てずに観察を続けてきました。 で。ですね。 今日、モノレールに乗るために歩道を歩いていましたら、道端にですね、 生えていたんです。とても似ている葉っぱが。 同じものだとすると・・・野草ですね。 がっかりですね。引導を渡された思いです。 調べてみましたら、「イタドリ」という草に酷似しています。 これなんでしょうか。 だとすると、150センチくらいに成長するとか、痛みを取る薬効があるから「痛取」なんだとか、食べられるとか、いろいろ情報がありました。 イタドリかどうかは、はっきりわかりませんが、桜でないことは確かです。 お花も咲くみたい・・・根茎は大きく地中を長く這うように成長する。って、地中を這われたら、植木鉢の中は、こればっかりになってしまうわけですね。 そうなると、桜復活のワタシのささやかな望みは絶たれてしまいます。 とりあえず桜の鉢からは抜かなければ。 整体院の中で育てている鉢植えにも、ある日、植えた覚えの無い葉っぱが出てきました。 元気だし、なんの葉っぱかしらん、とこちらも抜かずに育ててきました。 先日、これの正体もわかりました。 「ミズヒキ(水引)」です。

今年のアマリリス

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今年もアマリリスが咲きました。 数年前に、お店の前の花壇から鉢に移したほうが先に咲きました。 花壇のほうは、まだ蕾もある状態で満開にはなっていません。 花壇のアマリリスは、以前ほど巨大化していないようです。 やはり花壇が狭いのと、土が痩せているのが影響しているのかもしれません。 鉢に植え替えたほうは、大きな花が咲いています。 球根が大きいほうが大きな花が咲くということでしょうか。 こんな感じで咲いています。 アマリリス軍団です。 そして、こちらのアマリリスは種から育てたものです。 2009年に採った種から、今年ようやく花が咲きました。 発芽させた当時は、黒い紙のようなヘラヘラした種で、本当に育つのか疑問でした。 その後球根になり、毎年葉っぱは出ていたものの、蕾は出来ず何年も咲きませんでした。 途中で短気な父に危うく捨てられそうになりましたが、6年目の今年、やっと咲きました。 父は、植木に関しての諦めが早過ぎなのです。 すぐに「もうだめだろ、捨てるか」と、言い出します。 「まだ、ダメかわからないでしょ。捨てちゃダメ!」 と、諦めの悪い千代さんとワタシから、その薄情さを非難されています。 そして父は、そういう植物が元気になると、急に面倒見がよくなります。 なんというゲンキンな性格でしょう。 アマリリスも咲いた途端に気に掛けています。携帯で写真を撮ってみたり、発育状況を訊いてないのに報告してきたりします。 「お父さんは、軽い男ね~」 と、そこも妻と娘から非難されます。 植物が盛んな時期は、父の植木への関心が高まります。 これから冬までの間は、すすんで水遣りをしてくれることでしょう。